Kyushu-Taiwan Academia Series #4

TSMC直伝
組織を動かす“勝利の経営法則”

「TSMCから学ぶ経営講義シリーズ」+書籍連動企画(新著発刊記念)

〜九州から世界を変える経営の実践知〜

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隣人に学び、自らの変革力を育てる

世界的な半導体メーカーTSMCの熊本進出を契機に、九州地域は今、新たな経済変革の起点として注目を集めています。その中で、外資誘致や技術移転ではない、グローバル水準の経営思考・組織文化の導入が問われています。


本講座では、TSMCの経営思想と現場文化の両面から学びを深め、理念と実務を往復する構成により、参加者が自社に持ち帰って実装可能な行動変容を促します。地域企業が自ら変革力を持ち、持続的な競争力を発揮するにはどうすればよいか、九州の未来を担うビジネスリーダーたちと共有・発展させる、2日間集中型の実践知プログラムです。

学びの特長

本講座は、TSMCの成長を支えた「経営哲学」「現場の実践知」「越境的な共創」の3つの視点から、学びを段階的に深めていきます。

経営の本質をマクロに捉え、現場で成果を生む行動へと落とし込み、地域を越えた協働の可能性へとつなげていく──。

この連動した学びの構造によって、個人にも組織にも持続的な変化をもたらすことを目指します。

経営哲学を体系的に読み解く

林宏文氏によるTSMC「三大成功法則」から、経営思想と組織文化を体系的に学びます。
世界最強の半導体企業はいかにしてその地位を築いたのか――その本質に迫り、自社に活かせる視座を得ることを目指します。

現場の仕事術を獲得

彭建文氏の現場経験に基づく「行動変容を促す仕事術」を習得します。
TSMCで長年実践されてきた実務における行動スキルを、個人、自社に落とし込みながら獲得していきます。

九州×台湾連携モデルの体感

気づきと対話を通じて、九州と台湾の"経営連携"と"人材共創"の実装モデルを、体感的に理解します。
両地域の強みを組み合わせたシナジーを生み出すためのヒントを、多様な視点と実践知から探求します。

対象者と得られる学び

本講座では、職種や立場を問わず、それぞれの視点から多様な気づきと行動の変化を得ることができます。

経営の本質に迫るマクロな視座から、現場で再現可能な行動スキル、そして組織を動かす仕組みづくりまで──

今いる場所から次の一歩を踏み出すための、学びの入り口となるでしょう。

以下は、それぞれの立場における主な学びのイメージです。

経営層

TSMCの長期戦略や競争優位の本質、企業文化に関する視座を獲得。
経営判断の質を高め、持続可能な組織変革の方向性を明確に描く力を養います。

次世代幹部候補

戦略的思考力と周囲を巻き込む推進力を身につけ、変革を導く立場としての自覚と実行力を強化。
組織を動かすリーダーとしての基盤を育みます。

若手ビジネスパーソン

TSMCの現場で培われた“実践知”をベースに、即効性のある行動変容を促進。
日々の業務効率と成果の質を向上させる方法を学びます。

人材育成・組織変革担当者

TSMCの人材マネジメントと継続的改善文化のしくみを通じて、自社組織の状態を客観的に捉え直す視点を獲得。
人と組織を育てる環境・仕組みづくりへの発展につなげます。

プログラム構成

【林宏文氏】理念と構造を学ぶ

TSMCはなぜ強いのか?台湾はなぜ"人"で勝てたのか?
林宏文氏の視座を通して、そのヒミツを立体的に捉え直し、地域企業が自らの立ち位置や変革の方向性を見つめ直します。

① 製造サービス化と顧客信頼の構築

② 組織経営と卓越の実現

③ 人材マネジメントと文化づくり

+ナイトセッション:内省と対話

TSMCの「成功要因」を自社に翻訳する

【彭建文氏】行動に落とし込む

仕事を"変える"力を実感する。TSMCで実践されてきた"超・効率仕事術"を、彭建文氏と共に深掘り。
書籍に込められたノウハウから、会議・対話・巻き込みの設計といった"型"を学び、今の業務に即応用できる"仕掛け"として習得していきます。
変化の鍵は現場にある。その感覚を実感しましょう。

④ 会議を“戦場”として準備せよ

⑤ 問いと再確認の技術

⑥ 巻き込みと徹底の行動設計

+クロージング:実行宣言

講師プロフィール

林宏文氏 顔写真 林宏文氏 著書『TSMC 世界を動かすヒミツ』

林 宏文(Owen Lin)氏

経済ジャーナリスト/元『商業週刊(Business Weekly)』編集委員

台北科技大学電機系卒業。1989年より経済メディアの分野で活躍。
張忠謀氏(TSMC創業者)への長年の取材で知られ、台湾の半導体産業、電子機器業界、スタートアップ動向に精通。
講演・シンポジウムでも高い人気を誇り、台湾と日本をつなぐ経済知識人として幅広く活動している。
著書に『台積電帝国の震撼(暫訳)』、多数の業界分析レポートがある。

彭 建文氏 顔写真 彭建文氏 著書『TSMCから学んだ 超・効率仕事術』

彭 建文(Peng, Chien-Wen)

元TSMCマネージャー/問題解決・業務改善コンサルタント

台湾・TSMCにて約10年、品質管理・製造・教育訓練部門を経験。
業務効率や課題解決の研修を多数主導し高い評価を得る。
独立後は「PJ法」を軸に、企業向けに実践的な問題解決・意思決定力向上の講演・研修を展開。
著書『TSMCから学んだ 超・効率仕事術』は台湾・日本で注目を集めている。

開催概要

日程

2025年8月4日(月)・5日(火) 9:30~17:00

会場

電気ビル共創館3階 カンファレンスE
(福岡県福岡市中央区渡辺通2-1-82)

定員

25名(最小催行人数:15名)

参加費

110,000円(税込み)

形式

対面

ご参加お待ちしております

理念と実践を学び、九州と台湾のビジネス連携を体感する2日間。
あなたの組織変革の第一歩はここから始まります。

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